ホームページ (日本語)
会社概要
マイコプラズマ感染症
Home Page (English)
Mycoplasma lipid-antigens
   
 



マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ・ニューモニエは肺炎の原因菌のひとつとして知られている微生物であるが、感染により免疫異常を引き起こし、喘息及び慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の下気道疾患や多発性硬化症などの神経疾患の原因微生物になっていると考えられている。 また、マイコプラズマ・ファーメンタンスは、関節リウマチやその他のリウマチ性疾患の原因の一つではないかと報告されてきている。

特に、小児において早期に診断-治療することは非常に重要であるが、従来の血清診断法であるマイコプラズマ抗体測定法は、培養したマイコプラズマ・ニューモニエからの粗抽出物を用いた測定法であるため特異性・検出感度・定量性が不十分であり、マイコプラズマ感染を早期に特異的に判断することが困難であるという問題があった

マイコプラズマ脂質抗原

マイコプラズマは特異な脂質抗原をもち、また、脂質抗原はNKT 細胞を介して免疫調節機構に働き感染症・自己免疫疾患・がん免疫において重要な役割をしている。 私たちは、この脂質抗原を発見し、構造決定および合成に成功し、マイコプラズマ感染症の高感度診断法の開発と病態解明をおこなっている。

マイコプラズマ・ニューモニエからは、GGL Glc-typeとGGL Galーtypeの2種類の抗原糖脂質を、また、マイコプラズマ・ファーメンタンスからは抗原糖リン脂質(GGPLs: GGPL-I および GGPL-III)を発見し構造解析した。 GGPL-Iはグリセロ型の糖脂質を基本骨格に持ち、糖の6位にホスホコリン基を、,GGPL-IIIはホスホコリン基の間にさらにホスホセリノール基を有するさらに高次な構造であった。

これらの脂質抗原を用いて、マイコプラズマ・ニューモニエおよびマイコプラズマ・ファーメンテンス感染による抗体価を測定する方法を確立した。 マイコプラズマ・ニューモニエ感染症については、既存の診断薬に比べて、特異性・感度とも高いことがわかってきた。 この特異的・高感度・定量的な診断システムによりマイコプラズマ感染症の分子機構が明らかになり、新しい診断-治療法につながると考えられる。




脂質抗原を用いたマイコプラズマ肺炎早期診断法の開発

第7回 国際バイオEXPO に出展

2008年7月2日(水)~4日(金) 東京ビッグサイト
バイオベンチャーによる技術プレゼンテーションフォーラム「脂質抗原を用いたマイコプラズマ肺炎早期診断法の開発」

マイコプラズマ感染の有無、3日で検知  (日経産業新聞)
抗原探し化学合成
バイオベンチャーのエムバイオテック(東京・江東)は、肺炎を引き起こすマイコプラズマの感染を速く正確に診断できる技術を開発した。病原菌の中から病気に深く関係する抗原を探し出し、化学合成に成功した。これをもとに感染を調べる。従来は感染して発熱してから10日以上たたないと感染の有無が分からなかったが、新技術は3日後には陽性かどうか検知可能。3年後の実用化を目指す。

マイコプラズマ菌の中でも病原性の強い「マイコプラズマ・ニューモニエ」の作る「GGL」という脂質状の抗原をみつけ、化学合成することに成功した。患者の血清に合成した脂質を加えて、抗体の有無をみることで感染しているかどうかを調べる。

従来の検査は適切な抗原を見つけ出せないため、発熱から10日以上経過しないと抗体の有無を見つけられなかった。エムバイオテックは特異性の高い抗原を利用することで約3日後まで短縮した。患者はマイコプラズマ肺炎に適した治療を迅速に開始できる。

一般にマイコプラズマ肺炎の治療には抗菌剤を使うが、薬剤が効かない耐性菌の登場が近年問題になっている。日本人の3割にあるともいわれている。今回の技術でマイコプラズマ肺炎でなければ、別の薬を使って回避できることになる。

第82回日本感染症学会 平成20年4月17日
ワークショップ「マイコプラズマ感染症の今日的話題」 マイコプラズマ脂質抗原を分子基盤とした診断-治療法の開発

松田和洋1)2)、成田光生3)
1)(独)産業技術総合研究所臨海副都心センター、2)エム バイオ テック株式会社、3) 札幌鉄道病院小児科
1)〒135-0064 東京都江東区青海2-42
2)〒135-8073 東京都江東区青海2-45 タイム24ビル10F
E-mail : matsuda-k@mbiotech.org.

 マイコプラズマ・ニューモニエは肺炎の原因菌のひとつとして知られている微生物であるが、感染により免疫異常を引き起こし、喘息及び慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の下気道疾患や多発性硬化症などの神経疾患の原因微生物になっていると考えられている。また、マイコプラズマ・ファーメンタンスは、関節リウマチやその他のリウマチ性疾患の原因の一つではないかと報告されてきている。特に、小児において早期に診断-治療することは非常に重要であるが、従来の血清診断法であるマイコプラズマ抗体測定法は、培養したマイコプラズマ・ニューモニエからの粗抽出物を用いた測定法であるため特異性・検出感度・定量性が不十分であり、マイコプラズマ感染を早期に特異的に判断することが困難であるという問題があった。マイコプラズマは特異な脂質抗原をもち、また、脂質抗原はNKT 細胞を介して免疫調節機構に働き感染症・自己免疫疾患・がん免疫において重要な役割をしている。私たちは、この脂質抗原を発見し、構造決定および合成に成功し、マイコプラズマ感染症の高感度診断法の開発と病態解明をおこなっている。
 マイコプラズマ・ニューモニエからは、GGL Glc-typeとGGL Galーtypeの2種類の抗原糖脂質を、また、マイコプラズマ・ファーメンタンスからは抗原糖リン脂質(GGPLs: GGPL-I および GGPL-III)を発見し構造解析した。GGPL-Iはグリセロ型の糖脂質を基本骨格に持ち、糖の6位にホスホコリン基を、,GGPL-IIIはホスホコリン基の間にさらにホスホセリノール基を有するさらに高次な構造であった。これらの脂質抗原を用いて、マイコプラズマ・ニューモニエおよびマイコプラズマ・ファーメンテンス感染による抗体価を測定する方法を確立した。マイコプラズマ・ニューモニエ感染症については、既存の診断薬に比べて、特異性・感度とも高いことがわかってきた。この特異的・高感度・定量的な診断システムによりマイコプラズマ感染症の分子機構が明らかになり、新しい診断-治療法につながると考えられる。http://www.med-gakkai.com/kansensho82/program.html  

日本マイコプラズマ学会総会 平成20年5月30-31日 シンポジウム:マイコプラズマ脂質抗原を用いた診断システムの開発   

1,2松田和洋
1(独)産業技術総合研究所
2 エム バイオ テック株式会社
matsuda-k@mbiotech.org
Development of diagnostic system based on Mycoplasma lipid-antigens
Kazuhiro Matsuda
1 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) AIST
2 M Bio Technology Inc. 

マイコプラズマ・ニューモニエは肺炎の原因菌のひとつとして知られている微生物であるが、感染により免疫異常を引き起こし、喘息及び慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の下気道疾患や多発性硬化症などの神経疾患の原因微生物になっていると考えられている。また、マイコプラズマ・ファーメンタンスは、関節リウマチやその他のリウマチ性疾患の原因の一つではないかと報告されてきている。特に、小児において早期に診断-治療することは非常に重要であるが、従来の血清診断法であるマイコプラズマ抗体測定法は、培養したマイコプラズマ・ニューモニエからの粗抽出物を用いた測定法であるため特異性・検出感度・定量性が不十分であり、マイコプラズマ感染を早期に特異的に判断することが困難であるという問題があった。マイコプラズマは特異な脂質抗原をもち、また、脂質抗原はNKT 細胞を介して免疫調節機構に働き感染症・自己免疫疾患・がん免疫において重要な役割をしている。私たちは、この脂質抗原を発見し、構造決定および合成に成功し、マイコプラズマ感染症の高感度診断法の開発と病態解明をおこなっている。マイコプラズマ・ニューモニエからは、GGL Glc-typeとGGL Gal-typeの2種類の抗原糖脂質を、また、マイコプラズマ・ファーメンタンスからは抗原糖リン脂質(GGPLs: GGPL-I および GGPL-III)を発見し構造解析した。GGPL-Iはグリセロ型の糖脂質を基本骨格に持ち、糖の6位にホスホコリン基を、GGPL-IIIはホスホコリン基の間にさらにホスホセリノール基を有するさらに高次な構造であった。これらの脂質抗原を用いて、マイコプラズマ・ニューモニエおよびマイコプラズマ・ファーメンテンス感染による抗体価を測定する方法を確立した。マイコプラズマ・ニューモニエ感染症については、既存の診断薬に比べて、特異性・感度とも高いことがわかってきた。この特異的・高感度・定量的な診断システムによりマイコプラズマ感染症の分子機構が明らかになり、新しい診断-治療法につながると考えられる。

2007 かずさBTミニセミナー                                                                                 
テーマ:「食を利用したアレルギー予防と特保申請審査について
~乳酸菌および生乳利用の可能性について~」
乳酸菌を用いたリウマチ性疾患予防の可能性について


エム バイオ テック株式会社
医学博士 松田和洋

乳酸菌は、免疫調節作用により感染症・喘息・アレルギー・リウマチ性疾患などの慢性炎症性疾患の改善効果があると報告されている。マイコプラズマは肺炎の原因菌のひとつとして知られている微生物であるが、感染により免疫異常を引き起こし上記疾患の原因微生物になっていると報告されている。マイコプラズマは特異な脂質抗原をもち、また、脂質抗原はNKT 細胞を介して免疫調節機構に働き感染症・自己免疫疾患・がん免疫において重要な役割をしている。私たちは、この脂質抗原を発見し、構造決定および合成に成功し、マイコプラズマ感染症の高感度診断法の開発と病態解明をおこなっている。これらの成果について紹介し、乳酸菌を用いてリウマチ性疾患が予防できる可能性について考察する。 

2008日本農芸化学会                                                     Mycoplasma fermentans特異的膜脂質生合成に関わる酵素の解明
石田 訓子、入倉 大祐1、松田 和洋1、佐藤 征二1、曾根 輝雄、田中 みち子、浅野 行蔵
所属 北大院農・応生科、1エム バイオ テック(株)
キーワード Mycoplasma fermentans / glycerophospholipid / cholinephosphotransferase            

2006.9 ~2008.3 質量分析による患者血清からの脂質抗原迅速分析システムの開発 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 産業技術実用化開発費補助事業「研究開発型ベンチャー技術開発助成事業」

マイコプラズマ特異的脂質抗原解析やその合成法の特許、技術やノウハウなどの総合力共に他の追従を許さないものである。マイコプラズマに特化した研究・開発を進めており、抗原分子の物質特許および新たな抗原検索システム、遺伝子情報を有しており、総合力において有利。また、現在、産総研に研究拠点を置き、多くの大学の専門家、臨床病院との共同研究を実施している。マイコプラズマに特化した研究開発を行っており、患者検体からのマイコプラズマの分離培養法の構築、新たな遺伝子診断法の開発、特異抗体測定キットの開発を平行して行なっており、抗原測定法が加わればマイコプラズマを確実に診断する診断システムが構築できる。当社の事業はマイコプラズマ由来疾患に対し種々の診断システムを開発し、患者を選別し適切な医薬品を投与するために診断法と治療薬の総合的な医療システムの開発を目指している。その中でも、本事業は抗体測定によって選別された患者を抗原検出によって確定診断する重要な役割を担う中核技術に属する。

2006.9 ~2009.3 生体内微量物質GGPL-Ⅲの発酵生産法及び高純度化法の開発 北海道ティー・エル・オー(株)、北海道大学との北海道経済産業局 戦略的基盤技術高度化支援事業