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マイコプラズマ感染症
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エム バイオ テック(株)は、2005年に創立され、喘息・リウマチ性疾患・神経疾患の革新的な診断-治療システムの開発を目指しております。弊社は、微生物脂質抗原解析技術(リピドミクス)を 臨床診断-治療に導入し、脂質抗原が関わる疾患の克服に挑戦 するバイオベンチャー企業です。  


創立:  2005年1月5日  
代表取締役: 松田 和洋  
資本金: 1億5850万円      
研究所: 〒135-0064東京都江東区青海2-4-7 (独)産業総合研究所臨海副都心センター   
別館 バイオ・IT融合研究棟 6F  
E-mail : matsuda-k@mbiotech.org.
社員数: 2


喘息・リウマチ性疾患・神経疾患の革新的な診断-治療システム設計

自己免疫疾患・リウマチ性疾患・喘息の原因として、マイコプラズマが原因微生物がであるという報告が多くある。しかし、信頼のできる同定・診断法がなく、臨床的に追い詰めることが難しかった。当社は、上記の難治性疾患と関連の深い、マイコプラズマ・ニューモニアエおよびマイコプラズマ・ファーメンタンスの主要脂質抗原の構造解析・化学合成に成功した。この技術を基盤として、臨床診断・治療における実用化に向けて研究開発を進めてiいく。
マイコプラズマ脂質抗原はバイオマーカーとして有用である。化学合成したこれらの微生物の脂質抗原による特異抗体の測定などの診断に有用である。さらに、この合成脂質抗原をもちいた活性作用メカニズムの解明から、新しいメカニズムに基づいたスクリーニングシステムの構築、新しいタイプの創薬の研究開発に貢献していく。 


マイコプラズマ肺炎の早期診断が切望されているが、マイコプラズマ脂質抗原を用いることにより従来の診断薬よりはるかに特異的で高感度な診断がそれを可能とした。 
Early diagnosis of Mycoplasma pneumoniae-infection has been eager to be established, and specific and sensitive diagnostic method using Mycoplasma pneumoniae lipid-antigen made it possible. 

自己免疫疾患・リウマチ性疾患・喘息の原因として、マイコプラズマという微生物が原因であるという報告が多くある。しかし、信頼のできる診断法がなく、臨床的に確定することが難しかった。当社は、上記の難治性疾患と関連の深い、マイコプラズマ・ニューモニエおよびマイコプラズマ・ファーメンタンスの主要脂質抗原の構造解析・化学合成に成功した。この技術を基盤として、臨床診断・治療の実用化に向けて研究開発を進めている。 
Mycoplasmas have been reported as pathogens of autoimmune diseases, rheumatic diseases, athma, so on. However, it was difficult to fix the pathogenesis, because there were not reliable diagnostic tools to identify or detect them. We have succeeded to determine the structures of the specific lipid-antigens and succeeded to synthesize them. Based on these technology, we developed diagnostic tools.

マイコプラズマ脂質抗原を分子基盤とした診断-治療システム設計
マイコプラズマ特異的脂質抗原をもとにした診断-治療法にかかわる技術導出
マイコプラズマ特異的脂質抗原の基本構造特許のライセンシング
マイコプラズマ特異的脂質抗原の研究用試薬開発
マイコプラズマ特異的脂質抗原に対する抗体および特許のライセンシング
マイコプラズマ特異的脂質抗原の質量分析検出に関する技術および特許
マイコプラズマに関する学術調査およびコンサルティング

マイコプラズマに特化した研究開発を行っており、患者検体からのマイコプラズマの分離培養法の構築、新たな遺伝子診断法の開発、特異抗体測定キットの研究開発を平行して行なっており、抗原測定法が加わればマイコプラズマを確実に診断する診断システムが構築できる。当社の事業はマイコプラズマ由来疾患に対し種々の診断システムを研究開発し、患者を選別し適切な医薬品を投与するために診断法と治療薬の総合的な医療システムへの貢献を目指している。

ヘリコバクター・ピロリが胃がん・胃潰瘍・自己免疫性血液疾患の原因であることは、よく知られてきている。  このように、検出法が難しいためにこれまで証明できなかった原因不明の疾患が、微生物により引き起こされることがわかってきている。 そのような微生物の最有力候補として、マイコプラズマは、長い間、喘息・リウマチ性疾患・多発性硬化症などの神経疾患の原因微生物と考えられてきたが、検出法や分子機構の証明が難しく解明が進んでいなかった。 これらの疾患は難治性で多くの患者が苦しんでいる病気であり、原因の特定や副作用の少ない原因特異的な治療薬の開発が望まれている。 

病原性マイコプラズマには、いくつかの種が存在する。 Mycoplasma pneumoniae は肺炎の原因菌のひとつとして知られている微生物であるが、感染により免疫異常を引き起こし、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の下気道疾患や多発性硬化症などの神経疾患の原因微生物になっていることが臨床的には知られている。 エム バイオ テックは、この Mycoplasma pneumoniae の脂質抗原の同定・構造決定・化学合成に成功し解析を進めている。  肺炎の原因であることがわかりつつある Mycoplasma genitalium についても脂質抗原解析を進めている。 また、Mycoplasma fermentans は、関節リウマチ・湾岸戦争病・側策硬化症・慢性疲労性症候群・繊維性筋痛症やその他のリウマチ性疾患の原因の有力候補ではないかと報告されてきている。 Mycoplasma fermentans の脂質抗原 GGPLs の構造決定・化学合成も成功しているが、GGPLs は、炎症・細胞増殖・細胞死・疼痛等で重要なシグナル分子と極めて類似した構造を有している。 実際、関節リウマチ患者ではMycoplasma fermentansが感染しており、患者の40%でGGPL-III(Phosphatidylcholine にアミノ基、グルコース、ジアシルグリセロールがそれぞれ一個附加されたもので原因分子と推測されている) が関節組織に沈着し、さらに患者血清中にはGGPL-III に対する特異抗体も検出される。 これらの脂質抗原をもとに診断-治療システムの研究開発を進めている。